甲状腺ホルモンとは喉ぼとけの下に蝶々が羽を広げたような臓器(甲状腺)からつくられるホルモンです。昆布やわかめなどに含まれるヨウ素を原料にして作られます。
そのホルモンは全身の細胞に作用します。
その働きは細胞を活発にさせることです。
具体的には糖や脂肪をエネルギーにつくり変えます。 つまり全身の新陳代謝に関与しています。成長や発達の欠かせないホルモンです。
女性のライフサイクルと甲状腺の病気との見極めが重要です。
思春期、妊娠、 妊娠中、出産後そして更年期にそれぞれに出現する症状と甲状腺異常の症状と似ていることがあり見極めが大切です。
甲状腺ホルモンが不足していると遅発月経(遅発思春期)
甲状腺ホルモンが過剰な場合は早発月経(早発思春期)
甲状腺機能異常の場合に不妊や流産率が高い。
甲状腺ホルモンは胎児の脳や体の発育に重要である。
産後女性の約20に一人に甲状腺異常がみられる。
発汗や冷え、動悸、頭痛、肩こり、憂うつなどの症状と甲状腺異常の症状が似ているので更年期障害の治療で症状が改善しないときは甲状腺の病気を考える必要がある。